インタラクション【Interaction】

  インタライクティブデザインというのは、コンピュータ運用での「対話性の設計」という意味であった。したがって、コンピュータ関連からデザインでのインタラクションデザインとは、人間とデザインされたモノやデザインされたコトでの関係が、対話性や相互性、特に相関的な関係性における作用性や機能性、さらには象徴性において、インタラクションがあるかどうかということが評価軸や評価項目になっている。つまり、すでにコンピュータや情報デザインでの限定された相互作用性に止まらず、「関係性のデザイン」をインタラクションデザインと定義することができると考える。関係性というのは、実存的な見方をすれば、自己と他との関係という定義から、人間とデザイン対象との関係を超越して、人間関係でのコミュニケーションにおいて、デザインが果たす効果としてインタラクションが仕組まれているかということまで問われることになる。結局は、本来の「対話性」という意味が再びその意味の深度を思い知らせてくれるわけだ。 つまり、デザインのその本質的な目的は、コミュニケーションを成立させることだという意味と重なっていることは明確である。デザインが要請されるさまざまな領域では、常に、インタラクションをデザインが創出しているかどうかということになるだろう。そしてインタラクションデザインをコンセプトとしたデザイン営為では、関係性を、第一義では人間との関係から、次には、社会、時代、環境との関係性での相互作用性が定義として問題解決になっていなければならない。さらに量子力学での強い相互作用と弱い相互作用という力の定義から、デザインカを定義するには、インタラクションの強弱と、コミュニケーションカとをどのように相関させるかという認識が不可欠である。すでに、マン・マシン・インターフェースというシステムでは、インタラクションの成否がデザインに常に希求されているというわけである。

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